イントロダクション
じつはたいていの人間にとって学校や会社では、その人が持つ本来のパフォーマンスレベルが十分に発揮しづらいのではないかと思います。
その理由は、会社や学校という素子では、その人が持つパフォーマンスレベルを発揮することよりも、組織のパフォーマンスレベルを上げることに目的があるからです。
もちろん学校では個々人の評価基準をテストという形で検証されながら、それを上げていくことも求められるでしょう。
ですが、そこには常に全体性の縛りがかかっているのです。
だから、皆クラスの中で浮いた存在になることを恐れ、そこに組織の象徴であるヒエラルキーも生まれます。
でも人間は本来、その人それぞれでどういう状況において、パフォーマンスが向上するのかは異なっています。
それを一律の方法で決まった枠組みでのみ評価して、その中でパフォーマンスレベルを上げることを求められるのですから、たいていの人間にとっては、それは苦行でしかありません。
その典型的なものが学校であり、社会に出てからは会社というものがそれに該当します。
もしあなたが、学校や会社に馴染みづらさを感じているとすれば、これまでのことは気にする必要まったくありません。
以下で、これからの日本社会であなたのパフォーマンスレベルを最大化するためのヒントを述べますので、ぜひそれを学んで、くだらない組織に依存することなく、我が道を歩んで行ってください。
パフォーマンスレベルは、組織の中で発揮される場合と、個人で取り組むときに発揮される場合がある
冒頭に書いたように、個々のパフォーマンスレベルがどういうときに向上したり、発揮されたりするのかは、それぞれの特性によります。
だからそれを特定のパターンのみで評価したり、判断したりするのは間違っているのです。
AさんにはAさんの、BさんにはBさんの、その人のパフォーマンスレベルが最高に発揮される場面があるのです。
それを評価のしやすさから、特定の状況に絞り込んで、そこでのパフォーマンスレベルについてのみ評価や判断をしたのでは、報われないことも当然増えてきます。
このことを頭においてうえで、ではどうしていくべきでしょうか?
もちろん、いま述べたような考え方が広く共有されるよう働きかけることが、ベースとして必要なことであるのは間違いありません。
それとともに、あなた自身、自分がどのような場面で最高のパフォーマンスを発揮できるのか、そのことを常に意識しておくことが大切です。
それを他者の価値観に基づいて、それに合わせた枠組みの中でパフォーマンスを発揮するように、自分に強いてはいけません。
それではあなたが持っている個性を活かすことができないのです。
あなたには必ずあなたにとって最高のパフォーマンスを発揮できる場面があるのです。
まずはそのことをよーく理解してください。
自分のパフォーマンスを発揮できる場面を探す
前述したことをあたまに置いたうえで、あなたが取り組むべきことを述べます。
それはただ一つだけ、「自分が好きなこと、やりたいことは何だろう?」その問いを折に触れ、自分に投げかけてみてください。
おそらく最初の数日、あるいはもっと長くかかる場合もありますが、その答えは何も得られないでしょう?
でもそこであきらめてはいけません。
そのままさらに数日、 「自分が好きなこと、やりたいことは何だろう?」 と問いを繰り返してください。
その場ですぐに答えが得られなくても構いません。
先に答えを言ってしまうと、こうして繰り返し自分に問いを投げかけておくことが大事なのです。
最初は無視されますが、しばらくすると重い腰を上げ、あなたの問いに何か答えてくれるのです。
ただし、そのとき分かりやすい直接的な答えの場合もありますが、たいていは答えにつながるヒントみたいなものが多いです。
それをいい加減に扱わずに、すこしそのヒントから思い浮かぶことに取り組んでみてください。
そのうえでまた 「自分が好きなこと、やりたいことは何だろう?」 と問うてみてください。
そうすればやがてそのやり取りから、だんだんと自分が本当のやりたいこと、つまり自分のパフォーマンスを発揮できる場面がどのようなものかが明確になってくるはずです。
じつはこれ、人間ならだれにでも備わっているRAS(毛様体賦活系)の働きを利用した方法なのです。
RASについては別記事「RASを開こう」なども参考にしてください。
大事なことは自分の中にある
さきほどRASのことについて触れましたが、じつはRASは自分の周りにある種々雑多な情報の中から、その時点で自分に必要な情報を選別して集めるのをたすけてくれるのです。
でも本当に大事なことは、たいていの場合すでにあなた自身の中に格納されていることが多いのです。
RASを十分に意識して、自分自身に問いを投げかけておくと、この自分自身の中に格納れている情報もターゲットとして、必要な情報を探し出し、それをひらめきやアイデアといった形であなたの脳裏に浮かばせてくれます。
このとき大事なポイントがあります。
それはせっかくあなたのあたまに思い浮かんだひらめきやアイデアを、他人の価値観、具体的には常識などにとらわれてかき消してしまわないように注意することです。
これは、特に真面目なパーソナリティの人ほど、その傾向が強いので要注意です。
RASがフル稼働して集めてきてくれた有用な知識を、それが今のあなたにとって、いかに荒唐無稽に思われるようなものであったとしても、決してないがしろにしてはいけないのです。
こういった自分自身との向き合い方をあなたが身につければ、あなたは非常に有益な情報を手にすることができるようになります。
自分自身との対話がうまくいくようなればさらに・・・
こうして自分との向き合い方がわかり始めたら、次に取り組むべきことは、自分では意識できない本当の自分、つまりは潜在意識と向き合うことが次の課題となります。
潜在意識については、これまでこのブログで何度も取り上げてきました。
このブロブのメインコンセプトの一つが、潜在意識の活用だからです。
それは単に普段意識している顕在意識のサポートとしての役割を期待してのものではなく、むしろいかに潜在意識を活用してそれメインにした生き方を確立していくか、という問題意識によるものなのです。
潜在意識についてはこの記事以外にもいろいろな観点で、日々の生活にそれを前提として生きていくための方法について書いていますので、他の記事もぜひ読んでみてください。
その中にもし気になるものがあれば、それを心に留めておいてください。
そすればRASの働きで、このブログ以外でも今のあなたに必要な情報がどんどんと集まってくるはずです。
潜在意識を十分に活用して生きること。
これこそあなたのパフォーマンスを最高に発揮した生き方をすることにつながるのです。
関連情報:潜在意識と向き合うために
以下に潜在意識と向き合うために役に立つ教材をあげておきます。
よければ取り組んでみてください。
PotencialSecret~潜在意識活用マニュアル~