「定年を迎えたら、あとはのんびり過ごすだけ。」 そう思っていた時期が、私にもありました。しかし58歳で会社を去った瞬間、その「のんびり」が、じつは恐怖だったことに気づきました。肩書きも、役割も、毎朝向かう場所も、すべてが一度に消えた。残ったのは、途方もなく長い「これから」だけでした。 あなたは今、定年という節目をどんな気持ちで見つめていますか。 解放感でしょうか。それとも、言葉にしにくい不安でしょうか。 人生100年時代と言われる今、60歳はゴールではありません。残り40年という、途方もなく豊かな時間の、 ...